2000.6.8 (番外編)

クルマを入れ替える、ただしZXじゃぁない

 6月6日から8日にかけての出張中ZXではないクルマの入れ替えがあった。ZXとは関係ない話なので、ちょっと気が引けるが、ま一応日記ということだし、日にちとかを忘れるといけないので簡単に記録しておく。

 この話しは、本当は5日から始まる。というのも、クルマの入れ替えの準備を5日に行ったからだ。手放すクルマは、ずいぶん長い間放置状態で預かってもらっていた(正確には勝手に置いて来ちゃった状態だったが)丸いエンブレムのイタ車。名前に6が付くので、というより6そのものが名前なんだけど。せっかくだから6にちなんだ日を選んだ、わけでもないが偶然6月6日になった。イタ車のお約束どおり(最近はそうでもないが)サビは相当ヒドイ。サイドステップの半分はサビてカタチが失われている。それでも、エンジンは、長いクランキングとコツがいるチョーク動作さえこなしてしまえばかかる。1発死んだ5気筒だったけど、プラグを交換したら、6気筒にちゃんと復活。スピードだって出る。東名高速は平均ヌフワkm/hで走りきった。エアコンが効かないのでウインド全開とマル改直管マフラーの音にはマイッタけどね。
 さて、代わりにいただいて来たのは、色が同じナス紺、ドアも同じ4枚、さらに同じイタ車、ただしこっちはエンブレムが三角形になる。気筒数は2気筒減って、排気量は約6割にダウン。こちらも長い間放置してあったクルマだが、塗装は水垢を落としてワックスをかけたらピッカピカ。目立ったサビはない。ただし、なぜかカギもない。ドアキー、エンジンキーともにない。幸いドアは開けたままだったのでオーケー。エンジンキーはキーシリンダーを分解して、ロータリースイッチを直に回してスタートしたらかかった。大きな問題は、マフラーとエキパイが分離していたことと、パワステのラックのオイルシールからの漏れ、燃料ホースが硬化して燃料漏れしていたぐらいで、あとは400キロを走って東京まで戻るにはまず心配はなさそうだった。マフラー関係と燃料ホースはその場で修理。じつは、このクルマをいただいたので、お礼に古いほうを差し上げましょうという話なのである。
 結局無事帰還。しばらくは、車検を取らずに置いたままにはなるだろう。車検ステッカーを見たら、4年前の7月で切れたままになっている。4年間放置されていたクルマだが、400キロ走りきったころ、額面の9割である100馬力は確実に発揮できる状態にエンジンは復活していた。でも、たぶん日常のアシになるまで、少しの時間はかかるだろう。もちろん予算もたっぷり必要になりそうだ。なんだか、車名についてはクイズみたいになってしまったが、クルマ好きの人は、それなりにイロイロ考察して楽しんで下さい。

 最後になるが、古いクルマのエンジンを動かすとき、昔からの知り合いが、バッテリーを貸してくれた、というよりタダで譲ってくれた。クルマ好きの友人というのは、ホントありがたい。もちろんそのバッテリーは、現地で下ろして持ちかえり、再び持ち主のところに返した。この場を借りてお礼を申し上げます。

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