2000.6.2

バッテリーをXMから載せ替える

  いよいよバッテリーが怪しくなってきた。今日は、朝6時頃に家を出て、栃木県・喜連川にある三菱自動車の研究所まで東北自動車道を疾走。矢板インターまでノンストップで走るが、いまひとつスピードが延びない。もちろん、エアコンは全開である。バッテリーへの充電電流が、クルマの発電量を上回っていて、スパークが弱くなっている感じ。見事に、研究所からクルマを移動しようとしたときにバッテリー上がり。さっそく、EZ BOOSTER のテストとなってしまった。完全に上がっていない状態では、けっこう使えるシロモノである。取り説では2〜3分充電してから、とあるが、試しに30秒ほどでセルを回してみたら1発始動。ボンネットを開ける必要がないので、手が汚れないのもメリットである。

 さて、昼過ぎにそこは失礼して帰路に付く。午後は特に用事もないので、羽生インターで下りて深谷へと向かう。キャロルに預けてあるXMからバッテリーをZXに載せ替えてしまおうというハラなのだ。XMには、これまたVWゴルフから載せ替えて使っている、かなり新品に近いバッテリーが載っている。ZXの中古よりは信頼性が高いはずだ。XMのはACデルコの66-20(フル充電66アンペアでケースの全長が20センチという意味)、ZXはヤナセブランドの56618 (5時間充電53アンペア)である。じつはどちらも純正サイズではない。しかし、サイズ的には入る。調べたところ、ZXのオルタネーターの最大発電量は80アンペアだから容量も大きすぎないのだ。ヤナセの63アンペアは主にベンツ用として作られて販売されているもので、大もとはパナソニックだというウワサもある。価格は確か1万8000円ほど。純正指定品のバッテリーとしてはお買い得な値段設定にしていると言えるだろう。シトロエンのディーラー系では同様の容量のバッテリーを、純正で1万円以上高い値段で出していたと記憶する(もちろん、買ったことなどない)。輸入車用バッテリーは突然死する、と言われているがこのバッテリーはジワジワと息の音を止めていく国産車用のような傾向があるので、好きな銘柄だし人には勧めやすい。なにより、全国にディーラーがあるヤナセだから、入手も簡単。国産車用に近い性能だから、これまでギリギリのところでスターターが回せたし、簡単なチャージで復活ができた。が、いかんせんご臨終はもうすぐ来そうなので、載せ替える。

 載せ替えた後は、快適にセル1発。ルームランプも明るくなったし、ヘッドライトの光量はアップしている。


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