2000.5.28(44660km)

バッテリー上がりの前兆

 今日、2度のバッテリー上がりを経験した。1度目は、本当に予期せぬバッテリー上がり、2度目はレスキューしてもらったJAFには申し分けないが、たぶん上がるだろうなぁという予感的中のバッテリー上がり。でも、正確には、1週間ほど前から(2000年5月24日参照)なんとなくバッテリーが弱っていそうな兆候はあった。
 さて、1度目は昼間の出来事。12時から始まるフリマに参加し、片づけが終わって荷物(売れ残りですね)を積み込むためにクルマを移動して、エンジンを再始動しようとしたら、かかない。セルは回る、しかしちょっと弱くて、あと一歩のところまで回しきれない様子だ。で、待つこと約30分。JAFのテスターで出た結果は、始動前11.6V、始動後13.8V。アンペアメーターでのチェックではオルタネーターはアイドル時でもきちんと発電しているとのこと。
 2度は、その後食事に行って2時間ほどパークしてからクルマに戻ってきたら、やはり同じ症状なのである。食事した場所までは、一般道約10kmで念のためエアコンを使わず走ったけど、やはり上がってしまった。再びJAFを呼ぶことに・・・1度目のスタッフが「また上がったら呼んで下さいね」と言った一言に甘えたんだけど(もちろん、2度目は別人)。さて、そのときの結果は始動前11.4V、始動後14.1Vという結果。1度目よりは向上しているものの、弱っていることにかわりはない。セルがウンでもなければスンでもない突然死よりは救われているか? 
 ちなみに、このバッテリーはキャロルから、生きていそうなのを調達してきた中古品である。調達するときの私のテスト法はこうだ。ただし、かなりアナログ的。まずケースが汚れていないこと。ホコリやオイル汚れではなく、あの乳白色のケースの中をよく観察する。液の量が十分なのはもちろんだが、液がドス黒く汚れてしまっているのはサルフェーションが進行している証。次に電圧のチェックは、マイナスとプラスの端子を一瞬ショートさせてそのスパークの強さを見る。テスターとしては金属ならば何でもイイのだけれど、最もご推薦できるのは、国産車に多く装備されているL字型のホイールレンチ。何より身近にあるし、丈夫だし、もし手元になくても、解体屋とかパーツ屋に行けば十中八九手に入るからだ。テスターを手にしたら、めぼしいバッテリーを次々に端子のショートをしながら、使えそうなのを選んでいく。ショートした瞬間にテスターと端子が溶接されてしまうほど、バチッ!と力強く火花が飛んだら、超合格。溶接とまではいかなくても、バチッとなって煙が上がるくらいなら、まあ合格。この2パターンは、そのまま使ってもまず大丈夫。ピチッ!と鳴くくらいのは、チャージャーで充電して復活の可能性あり。ペチッ、くらいだと、チャージしてもまずムダ。何も音がしないのは寿命を全うしている。と、まあ、こう見分けるわけです。本来ならば、サーキットテスターと比重計の両方で厳密にチェックするのが確実なのだが、解体屋には常時20〜50個ほど中古バッテリーが積んである。それを全部チェックするのは、けっこう骨の折れる仕事なのだ。
 このZXに積んであるバッテリーは、テスト結果の段階でいうと上から2番目と3番目のランクの中間ぐらいだった。う〜ん、灼熱のエアコン繁盛期に1カ月持たなかったか・・・


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