kuru-mandahra
[罪と罰M]


99年11月27日の懺悔

リターンホースを交換する

今日の歩み  ??????km

ヒビ割れして破断しいたフロント左ストラットのリターンホース。約半年ほど代用ホースを使っていたが、LHMに侵されて硬化、接合部からダダ漏れの状態になってしまった。そこで、ストックのリターンホース(中古)と交換する


代用ホースは、耐油用のメッシュホース。純正のリターンホースの外径と耐油ホースの内径がなんとかぴったりだったので、ギプスのように中継ぎして差し込み、タイラップで留めて使っていた。しかし、約半年でカチカチ。接合部から漏れてしまったのだ。一晩パークして、B5ノートほどのLHMだまりができる。

もちろん、パークではなく走行中もLHMのリターンはひんぱんにおこなわれているワケで、外したタイヤ&ホイールの内側はLHMがベッタリ。手でふれてみると、なんだかベトついた感触がある。LMHによって、タイヤ表面が少し侵されているようだ。ちなみに、ベッタリついたタイヤの汚れは「超・洗浄」という紫に変色する自動車用クリーナー(石原薬品製)で洗い、水で流したらキレイに落ちた。。

サスペンション側にもLHMはベッタリ。LHMが一般的なブチルゴムやナイロンを侵す性質があるとすれば、サスペンションアームのブッシュも影響を受けているハズだ。ずっと悩まされ続けている、加速時のホイールがジャダリングする現象は、それが原因であるかと思われる。

これが、ストックしておいた中古のリターンホースキット。ストラット側のベースと一体整形なので、まるごと他のホースを流用するのは難しそうだ。パーツリストによれば、ホースとバンドは個々に出るようだ。バンドは再使用が可能なクリップ固定式。値段は、新品のホースとバンドのセットで4000円ほどだったと記憶する。

バンドはステンレス製の2重巻きで、カギ型の両端を引っかけて留めるようになっている。外すときは、ラジオペンチで互いの端っこを上下にずらすようにすれば簡単。カギ型を開くようにしても外せるが、それでは再使用できなくなってしまう。固定するときは、バンドの中間に付けられた2つのツメを引っかけてからカギ型の部分をセットすると楽だ。

ホースを外すと、ストラットのリターン用ホールが見える。6角形の部分がホースのベースが当たっていた部分。フランジ加工などはなく、ホースのベース部分の圧着に頼った、シンプル(?)な接合だ。再装着後に漏れだしがないように、一応周囲のゴミをリーニングする。

ボディ側のリターンホースを受けるパイプ先端には、ヌケ防止のフレアと、差し込み位置を示すフレアが付けられていた。ウオッシャー用クランプなどに比べると、差し込む深さは、倍近くある。差し込むときは、あらかじめホースかパイプにLHMを塗っておけばスベリがよくなってスムーズに入る。エア抜きは、数回車高を上下すればいいし、高圧力がかからない部分だから、そのまま走行しても自然に抜け、心配はなさそうだ

5年間で、リターンホースはこれだけヒビだらけになってしまう。もちろん、外した古い方のホース。ヒビから漏れ出すよりも、破断してしまうケースのほうが多く、たいていはボディ寄りの部分が切れる。その場合は、パイプに残ったホースを捨てて、ストラット側の余りを差し込んでおけば、漏れは止まる。ワタシは、しばらくそうして過ごした。ホースは短くなるが、ハイドロの上下に対するキャパは、確保できていた。


今日の工具

ガレージジャッキ ホイールレンチ ラジオペンチ  ウエス&クリーナー類


Photographs and produced by Chevalier Nakamura.
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