kuru-mandahra
[罪と罰M]


98年8月03日の懺悔

プラグを交換してみる

今日の歩み  74000km

どうにも、この3リッターエンジンはかったるい。アクセルがな〜んとなく重い感じがする。アイドリング時にマフラーに手を当てて排気を手のひらで感じてみたら、ときどきポンっと不整脈がある。エンジン本体や吸気系に問題がないとすれば、たいてい点火、つまり火花がちゃんと飛んでいない……と看た。そこでプラグを交換してみることにした。


ごていねいに、エンジンにはバンク間を保護(ボロ隠しともいう)するカバーが付いていて、プラグはまずこいつを外さないと、レンチを入れることができない。

カバーはお得意のトルクスネジで留められている。さらに、このネジの台座もまたブロックにトルクスで固定されているという”念の入れ”ようである。カバーはフロント側はトルクスネジ2本で固定だが、リヤ側はゴム製の差し込み式シューがはまっている。

カバーを外して、さてプラグを抜こうと思ったら、XM車載のプラグレンチは長すぎて、インジェクターのパイプに当たってしまい、斜めになり、まったく使いモノにならない!

そこで、やむなく(他の所有車では用なしなのだ、今のところ)買ってきたのが、手前のTONEのプラグ用16mmソケット。3/8インチハンドル用でプラグの押さえはマグネット式。ドイトで1400円であった。

私のXMの取り説によれば純正指定はNGKのBCPR6ETで、外したプラグは純正そのもの。焼け具合はちょっと白っぽいが、ガイシはややキツネ色だから、安心の範囲ではある。しかし、本来円柱であるはずの電極は磨耗がひどく、このとおりオムスビ状態。新車から1度も換えてなかったのかなぁ・・・。

BCPR6ETは3極縁面のタイプで、フツーのカーショップではこれまで見たことがない。NGKの適応表で代替え対照品番を探してみたが、該当品なし。たぶん、BKR6Eあたりがいけそうなのだが、しかし、適応表のXMのところには年式を問わずBCPR6ETしか書かれていないのだ。そこで、今度はチャンピオンの適応表を見たら、XM用はRC9YCCと出ている。RC9YCCはフツーの形状をしたプラグだ。パッケージの裏に書かれた対照品にはNGKのBK5Eを初めとした熱価5のプラグばかり。おやおや1番手低いじゃないの! ところが、NGKの適応表から他社製品対照番号をチェックすると、BKR6E=RC9YCCになっていて、RC7YCCはグンと7番まで上がってしまう。ま、限りなく5番に近い6番ということで、市街地走行が多いから焼け型でもよかろうということでRC9YCCを買うことにする。

ガスケットからアースまでの長さも、ほぼ同じ。熱価さえ問題なければ、機械的には適合しそう。BCPR6ET1本の正価に対してRC9YCCはいえろーハット価格2本で780円。BKR6Eはドイトで2本980円。イケればチャンピオンが、CPの王者ということか・・・。ちなみに交換後はアクセルペダル1枚分くらいアクセルが軽くなり、5000回転あたりも息苦しさがなくなっていたのでした。


今日の工具

16ミリプラグ用ソケット、使いモノにならない車載プラグレンチ、トルクス、


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