kuru-mandahra
[罪と罰M]


00年1月25日の懺悔

クーラントを交換する

今日の歩み  81000km

購入以来、継ぎ足しするだけで一度も交換したことがなかったクーラントを、凍てつく冬に備えて交換。ついでに、ケミカルによる内部洗浄も行った。ラジエター洗浄液はカー用品店で売っている即効性の液体タイプを使うことにした。キャップを開けて投入して20〜30分ほどアイドリングか低中速走行して、汚れを分解するというもの。ニオイからしてクエン酸が混ざったモノらしい。


洗浄液は、水温が90度くらいになるまで暖機してから投入することにした。サーモスタットが開いているから早く効果的にラジエター、エンジンなどの冷却系全体に洗浄剤が回るからだ。幸い、ワタシのXMにはダブルアクションの後期型ラジエターキャップが付いているので、クーラントが熱いときにキャップを開けても急に吹き出す心配はなし。このキャップは、まず「1」の矢印のぶん約45度回転させて蒸気を抜き、さらに「2」のぶんまで回してキャップを外す。

ラジエターのドレンボルトは、ラジエター側の端っこにエンジンに向いて付いていた。ちょっと狭いが上から手を入れられるので、ジャッキアップの必要はなし。ボルトは、外側の花びら型のリングを回して緩めるとまん中から冷却水が排出される仕掛け。リングは中間ストッパー付きなので本体から脱落することはない。このとき、クーラントのアチッチ攻撃でやけどしないように、水事手袋は絶対必要!

抜き取ったクーラントは、見事な赤銅色。つまりサビにまみれているワケですね。しばらく放置して上澄みを捨てたら、コップの底には沈殿物が堆積していたりして・・・。もとは緑の蛍光色だったんですけど・・・

ドレンを解放したまま、クーラントのリザーバータンクから水道水を流しっぱなしにして、水路を徹底洗浄。排出されるクーラントが透明になるまでエンジンを回し続けること約15分。

ドレンをプライヤーなどでシッカリ締めて、新しいクーラントをリザーバータンクから投入。XMの場合は、BXやAXなどの他のシトロエンとは違って、クーラントが循環すると冷却水路のエア抜が自然に行われるパイプ&ホースレイアウトになっている。だから、クーラント投入後に、リザーバータンクにエアが抜けて減った分を再投入する必要がある。それで、上信越方面のスキー場ならば十分安心できる濃度になっているはず。・・・というのが、これまで他車種で得た結論。XMもそうすることにした。タンク内の上限は、キャップ口下の「一文字」が隠れるくらいでオーケー。このメジャーは、アッパータンク式のラジエターなどでよく見かける方式だ。

余談だが・・・ダブルアクションのラジエターキャップはオーバーヒート気味などでラジエター内圧が上がりすぎると、自然に1段階回転して大気解放を行う仕組みになっているらしい。昨年の夏、2度ほどボンネットから蒸気を吹き上げるという経験をした。それとも、単にキャップの圧力弁バネはヘタっているだけなのか? ま、廃車から失敬した中古ですからね。で、クーラント交換には続きの話もあるんです、コレが・・・


今日の工具

プライヤー、ウエス類


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